カテゴリ:発展途上症候群( 15 )

桜が見れるといいなあ。

最初は道ばたでピアニカと声で演奏しようと言ってた美里ちゃんとの
ライブ、僕の友人の尽力で最終的にビターエンドで1時間弱だけ
時間をもらえることになり、なんとか一人でも多くの方に知って頂こう
とメーリングリストや日系のお店にチラシを貼って頂いたりして
240人のかたに見て頂くことができました。入れなかったかたが
いらして外で聞いて頂いたり、終わった後「気持ちだけでも」と
お金を僕に預けてくださったかたもいらっしゃいました。
おひとりおひとりの気持ちと義援金、ずっしり感じています。
3702ドル、ジャパンソサイテイに、責任を持って届けたらまた
ここでご報告します。本当に「力」をありがとうございました。

今夜がフィラデルフィア、明日がワシントンDCでモーニング息子が
ライブです。僕は明日参加します。桜が見れるといいなあ。
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by senrio | 2011-04-08 23:59 | 発展途上症候群

東京のきらめく光の渦の中へ

「空の旅」は現実と想像の間を行ったり来たりできる場所でもある。
さっそくAAのJFK〜羽田便のビジネスクラスに搭乗してミモザなどを頂いていると
アテンダントのかたがニコニコ顔で僕にこう提案された。
「もしよろしかったらファーストクラスをご体験
されませんか?」
おもわずミモザを持つ手が震えたがそこは大人として落ち着いて
、少しだけ「どうしようかな」と迷ったそぶりを
してみると
「もしお嫌でしたらこのままビジネスでも構いませんよ」
僕はすぐさま立ち上がり彼女の耳元でこう囁いた。
「いいえ、ぜんぜんお嫌じゃありません。
勿論、体験させて頂きますとも!」
こうしてAAのJFK〜羽田便のファーストクラスを僕はラッキーにも
彼女のその場の機転で、体験させて頂くことになった。
ビジネスクラスの隣の席だった男性が
「いってらっしゃい!思う存分楽しんで!」
とミモザを高くあげて乾杯のポーズをとってくれた。
はい。恥ずかしながら行って参ります!
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勿論、エコノミー、ビジネス、ファーストとそれぞれに
それぞれの旨味と利点があるのは空を旅慣れているかたは
すでにご存知だろう。
まずビジネス、ファーストともに音漏れいっさいなしの
高感度のヘッドフォンの使用。こういう細かい気遣いに
旅のテンションはぐっとあがる。驚くほどこのヘッドフォン
音もいいのだ。
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食事はアペタイザーの前にハモン(ペースト状のもの)を
チップにつけて味わいながらシャンパンなどを頂いてみる
。ほどなくサーモンを主とするアペタイザーのお皿へ。
ケッパーやレモンを程よく乗っけてくれる様子を見ているだけ
で、心の中の緊張がじわっと溶けていくのがわかる。空の旅で鍋物を出す
わけにはいかないのだから、出せる範囲というのは自ずと決まって
いる。しかし材料ひとつひとつの吟味が施されると一口の味が
格段に違う。これが「空を飛ぶ」という非日常の中で「日常」
を感じられる醍醐味であろう。メインは「軽くあぶったステーキ」
を。ところが根っからの貧乏性のせいで、頭からとばしてしまい
ぜんぶ食べられない。こんなにとろけるほどおいしいのに。
「なにか調理法に問題がありましたらおっしゃってください」
さきほど僕にファーストに来ませんかって誘ってくださった
アテンダントのかたが心配そうに聞いてくださる。いいえ、
僕は正直に「アペタイザーを食べ過ぎました」と告白すると彼女は笑いながら
「水をおもちしましょう」といってキャビンに消えた。
静かにゆっくりと「時の砂時計の音」を聞きながらまるで自宅に
有名シェフを招いてとっておきのデイナーを作ってもらっている
ような(そんなことやったことないが)自分を想像してうっとりした。
ところで、このあとデザートは?もちろん頂きますとも。デザートは
別腹ですから!今夜はあっさり「フルーツのマチェドニア」を。
羽田に向かっているのだから、〆は勿論「お茶」リキュールなど
は頂かずに、ゆっくりとチョコをつまみながら目の前のスクリーン
で「飛行経路」を確かめながら、到着地ジャポ〜ン東京に思いを馳せる。
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座席の角度を自由自在にカスタムできるボタンを押して
いろいろ試してみると、背中がひっこんだりでっぱったり、
足下が伸びていったり、背もたれが倒れたり、究極はベッドのように
カスタムできてしまった。ここで映画を観る前に少しだけ仮眠を
とろう、そう思っていたら僕は「夢の世界」へ簡単に入って
しまった。気がつくと着陸寸前。こんな空の旅は始めてだ。
いままで何度かファーストには乗ったことがあるけれど、
空を飛んでいるという感覚を完全に忘れ、日本人的な言い方を
させて頂くならば、風呂に入ったあと畳の上に浴衣のままねっころ
がってうつらうつらしているうちに羽田上空へいらっしゃ〜い!てな
かんじ?羽田に着くのだという気持ちも手伝ってなんかものすごく
安心感があるのだ。
さっきまでJFKにいたのに、ヒスパニックのduty freeのおばちゃんと
英語で話していたのに、、、
飛行機は「都心のきらめく光の結晶の中」へすっと
静かに入っていった。
nYから羽田へ!最初は、そんなことがあればいいのだけど、果たして?と
国内線主体の羽田が国際線として稼働している図がなかなかイメージできなかったが、
今回、身を以て体験すると、そのあまりの便利さと、スムーズさ、そしてなにより
安心感があることがわかる。映画を見ているようなドキドキ感とともに
「大人の旅」の興奮を覚えた。
次回は、羽田空港の現在をご案内しますね。んちゃ!
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by senrio | 2011-03-01 03:26 | 発展途上症候群

大きくなれよ、モーニング息子!

今日はNYで最近launch(立ち上げ)した「モーニング息子」という
ビッグバンドの2回目のギグのためのリハ。
こっちのジャズミュージシャンはみんな、サバイブ!
スタジオでのリハなんて
まずないので、大きい音がだせそうな場所を
見つけては、そこでリハを敢行するのであります。
本日は、「息子」のメンバーのアパートの地下室。

そこにはフェンダーのローズをはじめアンプリファイアや
譜面立てなど一応必要なものは全部揃っているので
「息子」たちは慣れた手つきで準備を整えて、
さっくりリハ!ボイラーや水道管、電気系統のコードを
束ねたものが天井を張って、時々、水が滴り落ちる。
そんな中でのリハですが、笑いの絶えない、それでいて
的確に曖昧なパートのアーテイキュレーション(強弱や
スタカートやテヌートなどの音の表現のニュアンス)
を正しながらのさくさく小判リハでした。

僕の位置からの写真を一枚だけ撮ったので紹介しましょう。
こんなかんじ。明日はNY 13th street btw 5av&6avにある
天理のホールでギグが7時半からです。7時からドアopen
なので入れます。
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by senrio | 2011-02-13 14:28 | 発展途上症候群

white notesの洗礼

この学期は学校に入ったばかりの頃憧れていたあの先生の
あの授業、この授業がやっととれているので、純粋に楽しい。
基礎をちゃんと片付けないととれないものばかりなので
あああの日々があったから今があるとちょっぴりだけ
感慨深い気持ちになるときもある。

しかし毎週ずんどこはありますよ。ついこの間も作曲のクラス
で、宿題が出たのだけど、「white notesを使って作曲する」
というのがあった。最初white notesを順当に白い余白かなんか
に音楽を書くみたいなふうに受け取っていたのが、家へ帰って
いざやろうという段になると、「いや、white notesって
よくスタジオで、そこ、一小節白玉でもらえますか〜
とかいう、あの白玉じゃ?そうだよそうに決まってる」
と思いつき、2ページの楽譜に渡り白玉だけで作曲して
持って行ったのである。白い玉とは全音符のことである。
つまり一小節続く「長い音」だ。はたしてどうなったかって?
勿論僕以外のネイテイブの方々は
8分音符や3連符や4分音符などを多用に使ったvariety
に富んだ曲作り。僕の譜面だけが白い玉が延々と「のぺ〜っ」
と2ページ続いている。「やってもうたっ」
その場でちゃちゃちゃとつくっちゃおうかとも思ったのだけど
やはりこれはこれで出そうと思いそのまま出した。
そうしたら案の定そのあと宿題が帰って来て先生からのひとこと。
「これはこれで悪い作曲じゃない。でもなんで千里は
全音符ばかりを使って作曲しているの?」

あとで経験のある人にこの話をしたら「人によっては
white notesを全音符って使う人もいるので、それは
たまたまその場のそういうノリだったんじゃない?」
う〜む。その空気読むの結構むつかしいY


*追記:ちょっと誤解があったようなので追記を。
white notesってのは「白いページ」って意味です。
そして中には「全音符」って意味で使う場合も「業界人の間」では
いるらしい。僕は日本で音楽の仕事が長いので
ついこの偶然にも同じ「業界語」のほうを思い浮かべてしまい
全音符で作曲してしまったというわけです。
それにしてもこんな隠語があったなんて人間の考えること
場所は変わっても同じなんですねえ。
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by senrio | 2010-09-25 08:43 | 発展途上症候群

limoのオヤジと一番星、そしてベーグル。

ついさっき時差ぼけか目が開いたのでもう一度寝ようとするが、探している家のことが
気になってどうにも眠りにつけない。仕方ないのでのこのこアパートの表に出てみると
星がいっこ、鋭い光を放ちながらこっちを見ていた。
今、借りているsublet(家具付き短期貸し)の隣がlimo(リムジンサービス)
なので夜中でも誰かが表に立ってものうげにタバコなどを吸っている。
おいしそうに紫煙をくゆらすオヤジさんと目が合ったので軽く会釈。
どうなるのかねえ。明日は来るのかねえ。家が決まらないと心もとないねえ。

隣の部屋に毎朝届けられる100個ほどはあるかと思われるベーグルが
そろそろやってくる時間。walk upの階段の真下にうまいこと置かれた5つの大きな紙袋の
つるつるのベーグルから漂う朝の匂い。焼きたてからはそれはそれは
いいにおいがする。ベーグル同士がまだくっついているものが混じっていて、つまんで
食べるとねっちり伸びてうまいだろうな、とかなんとか、想像するだけでくらくら。

PCの灯りをつけて内職でもするかのように見慣れた画面をすいすいとスクロール
していると、まだ知らない物件がごそごそ動き出して目の前に整列し始める。よし、
なんかいい家と出会えそうな予感がしてきた。この調子で明日もがんばろう。
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by senrio | 2010-07-22 17:29 | 発展途上症候群